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社長メッセージ

社長の顔写真

影山グループ 代表取締役

影山 彰久

Akihisa Kageyama

プロフィール

影山彰久(かげやまあきひさ):1979年5月生まれ、沼津出身。1998年に東海大学建築学部へ進学。2006年に家業を継ぐため沼津へ戻り影山鉄工所へ入社。2008年のリーマンショックでは倒産を回避するため営業にて新規受注先を開拓。徐々に業績を伸ばし、2018年に同社3代目社長に就任。新規事業へ順に参入し、M&Aを活用して現在さらに事業を拡大中。趣味はマリンスポーツ。座右の銘は『刻石流水』、『利は元にあり』。

甘くなかった職人時代


バトンと想いを繋ぐ

 我々グループは鉄工所からスタートしています。我が家の家業は鉄工所。私自身、元々ブルーカラーで3Kの鉄工業によいイメージをもっていませんでした。しかし、26歳の時、父の病をきっかけに母に説得され渋々と実家に戻りました。
 入社当時、社長の息子ということで多少なりともチヤホヤされると考えていましたが甘かった。今では父に感謝ですが、当時父は私の存在を周りに話していなかったのです。そのため「未経験の若手一般人が入社してきた」と、周りは思っていたようです。同期はおらず、一番歳の近い先輩がふた周り年上で、もちろん私が最年少。教育プログラムもなく研修もない、評価制度もないし、多くの従業員がどうしたら楽(さぼれるか)できるかを考えていたように感じました。その環境下で未経験な私は多くの場合放置されました。

社長写真2

父の背中を見て社長の責任を学んだ

 「職人の技術は見て盗め」という文化でしたので、一人前に仕事ができるようになるまで時間がかかりました。入社から3年ほどは雑用や小間使いで仕事に面白さを感じられなかったのですが、それでも何とか頑張れたのには父の影響があります。幼少の頃から、父の仕事に対する姿勢を尊敬していました。色々なエピソードはありますが這ってでも仕事に行き、自分の責任は必ず果たす。そんな考え方を見て育ってきました。
ある時、父が作業中に他の作業者の事故に巻き込まれ左手を骨折してきたことがありました。腕の太さがいつもの2倍くらいにはれ上がり、変色していた記憶があります。さすがに...と思ったのですが次の日もいつも通り出社していきました。右手1本でできる仕事をしていたようです。もちろん今の時代には賛否もありますが、その責任感を間近で見てきました。そんな父と仕事をすることにどこか喜びをもって望んでいたと思います。その父の姿、そして尊敬する父に認めてほしい。そして褒めて欲しい。そんな気持ちが全く面白く感じられない3年間を乗り越えられた力になったと感じています。

 家業は祖父が興し発展させ、父がバブル後、リーマンショックと守り抜き3代目として私がバトンをもらいました。創業75年のバトンは重さもありますが、夢と希望もたくさん詰まっています。どんな会社にも想いを乗せたバトンは存在します。そのバトンを想いと共に未来へつなぐ。その方法の一つに私たち影山グループという選択肢を提案させてください。
 これまで紡いだ御社の歴史をお聞かせください。我々のグループの強み、特色、一緒に描く未来の姿は「M&Aに対しての意図」にて詳しく紹介させていただきます。変化の早い時代の中で、これまで紡いできた大切な会社、従業員、取引先、仲間。これからも守り育み成長させていく。その意思を引き継がせてください。

M&Aに対しての意図


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チャンスを創り出す強い運営基盤

 影山グループがM&Aをする目的は財務の安定化と社員がチャレンジできるステージの拡大です。多角的な事業を持つことで不況やイレギュラーに強い運営基盤を作ります。
 ラインが老朽化しており刷新が必要という場合、お客様からの注文にサプライヤーとして応える供給責任があるので製造を停めるわけにはいきません。ライン刷新のためには新しく用地を確保し、ラインを新設する必要があります。そんな製造業に必ず発生する保守更新作業から、数十年に一度の大掛かりな製造ライン刷新、工場の集積移転などの場合でも強い運営基盤があれば、タイミング良く出た良い土地を収容して分散している拠点を集約したりして、ピンチをチャンスに変えることができます。
 社員がチャレンジできるステージ作りは、会社が社会に貢献していく上でも大変必要性が高く、従業員エンゲージメント向上のためにも重要です。


 会社の数だけ社長が必要です。影山グループでの社長は、会社に対してもっとも貢献できる人間がなるべきという考えをもっています。どの会社においても全社員平等に、望めば社長までの道があります。しっかりと数字と向き合って結果を残していく、そんな経営側になってみたいという考えを応援します。

影山グループの持つ「3つの強み」

 影山グループは、製造業の多くが不得手とするDX(デジタルトランスフォーメーション)・BD(ブランディング)・HR(ヒューマンリソース)の3つが強みであり得意分野です。年間1人~2人の応募人数を月240人程度まで引き上げた実績はBD・HRの専属スタッフの努力の結果です。DXもグループ内にIT専門会社を持ち、各社に合った基幹システムやアプリなどを開発。常にブラッシュアップ、製造業の現場で実際にテストを繰り返し日々研鑽しています。

ものづくりの未来を守り、未来を創る

 私達は「日本を支える中小零細製造業の未来を救う」をパーパス(企業の目的)としています。未来に残すべき職人の技、日本の中小零細の誇りを紡ぎ、生え抜きの社員と共に、やりがいを持ち、生き生きと働く。朝、希望と共に目覚め、昼は努力に生き、夜、感謝と共に眠る。愚直にあるべき姿を追い求めていく所存です。

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